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たのしく解決できるのが「デザイン」
町田市の住宅改修事業の研修を見学させていただきました。 具体的には、 「介護保険 住宅改修」 (要介護(要支援)の介護認定のある方が対象) 「住宅改修 予防給付」 (介護認定をされていない方が対象) 「住宅 設備改修 給付」 (要介護(要支援)認定あり かつ 65才以上の方が対象) の3制度を利用する改修についてです。 住宅改修の申請は多くの自治体で、ケアマネージャーの業務であるようですが、 町田市ではその際、アドバイザーからアドバイスをもらえる制度があります。 アドバイザー に、 理学療法士、作業療法士、建築士 という3分野の専門家が属しているのが、 町田市の大変画期的な特徴 です。 戸の開閉め時や浴槽出入りの際の身体の動きなど、 日頃から多くの事例を見ているケアマネージャーの声 を聴くことができ、大変勉強になりました。 今回の研修では、ケアマネージャーのほか、工事の施工業者や介護機器を扱うメーカーも一堂に集まりました。 具体的な家の図面と、利用者(住み手)の年齢・生活習慣・身体状況などが、課題として設定され、 生活上の問題解決のためにどういっ
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12月7日読了時間: 3分


飛び出したって、いいじゃないか。
現在参加者募集中の古民家ツアーの会場としている日本民家園の中で、好きなものの1つに 「菅(すげ)の船頭小屋」というものがあります。 多摩川の河川敷にあったという、面積わずか畳2枚分の小屋です。 そのうち半分に畳1枚が置かれた床があり、残りの半分は土間となっています。小さな土間の真ん中には小さな炉が切られています。 この、人がぴったり1人入れるだけのかわいらしい小屋は、渡し船の船頭が、客待ち・休憩・川の見張りに使っていたのだそうです。窓から川の様子が見え、ゴロンと横にもなれる、囲炉裏で火を焚けば暖もとれるし、茶も飲める。必要なものだけが過不足なくそろっています。 この 体に寄り添うような、身体感覚に近いような 建物に私はまず魅力を感じます。 外部と土間の間には2枚の障子が建てられています。 その障子を左右に開けば、小屋の幅いっぱいに開くというわけです。 ここで1つ気づくことがありますでしょうか。 障子に限らず、ふすまや板戸もそうですが、引戸を2枚建てる場合、通常は引違いの形にされることが多いです。 引違いは左右どちらからも開けられるので便利ですが、
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11月5日読了時間: 2分


習うは真似る。「京町家風」デザインへの挑戦。
一口に設計と言っても、ひなたデザイン設計では、プロジェクトごとに色々な関わり方をしています。最近「設計事例」に加えた、「京の意匠をもつお宿」は、外観のイメージスケッチのみを描かせていただいたものです。 建て主の要望は「京町家風」。。。 「風(ふう)」というのは、通常ですと表面のみを似せてつくるということなので、 ひなたデザイン設計では、基本的にはやりません。 しかし何かを習得したり理解するためには、まずは真似をすること、と言われています。 実は以前より、自分は人の真似をきちんとしたことがないな、というのが自分の課題としてあったので、今回は 「ちゃんと真似する」 ことに挑戦しようと思いました。 *** そこで、これまで漠然と眺めていた京町家の意匠(いしょう。デザイン)を集中して観察。 自分事となると急に色々見えてくるものです。 京町家の何が京町家らしさを出しているのか。 まずはやはり 格子 。これは奥が深いですが。 それから、 素材感、しっとり感 。そして大事な要素として、 軒の低さ と 水平ラインの印象 、というのがあると考えました。...
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2024年9月13日読了時間: 4分


いい建物は「幸せな出会い」から生まれるもの。
「ちっちゃい辻堂」というプロジェクトの見学会に参加させていただきました。 「100年先の辻堂の風景を想像して、その最小単位をつくる」という発想から始まったプロジェクト。土と人がゆるやかにつながって暮らすことをめざす、神奈川県の辻堂(つじどう)というまちの賃貸住宅です。...
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2024年7月20日読了時間: 3分


若手大工、育っています!
伝統構法の話をすると、よく言われるのが、 「今そういうことができる大工さんあまりいないんでしょ。」です。 しかし私は言います。「まだまだいます!」。 そうした大工が育つ場の1つとなっているのが、 東京都認定 の 職業能力開発 短期大学校 「東京建築カレッジ」 です。...
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2024年3月13日読了時間: 2分


「木造は自由だから」
設計の仕事は日々勉強です。 知人の大工さんFUKURODA工舎の伝統構法の現場を見せていただきに行ってきました。 設計は愛知県を中心に活躍されている丹羽明人さん。私が密かに尊敬している方のひとりです。 丹羽さんは普段から伝統構法を活かした設計を進められています。...
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2023年12月24日読了時間: 1分


自由にはばたく 左官(さかん)という仕事。
土や漆喰(しっくい)をコテで塗りつけて仕上げる仕事を左官と言います。 日本では長い間、壁と言えば、左官による塗り壁が主流でした。 庶民の土壁が、村の共同体で作られる素朴なものであった一方で、 左官職人による左官仕事は、高度な手業に洗練されて行きました。...
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2023年2月8日読了時間: 2分
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