伝統構法の話をすると、よく言われるのが、
「今そういうことができる大工さんあまりいないんでしょ。」です。
しかし私は言います。「まだまだいます!」。
そうした大工が育つ場の1つとなっているのが、
東京都認定 の 職業能力開発 短期大学校「東京建築カレッジ」です。
1人の親方1つの工務店では大変な 後継者育成を 業界で協力してやっていこうと、
設立された学校です。
ここで学ぶ学生は、工務店・建設会社で働いている、主に若手。
週の内4日間は職場で働き、2日間は勤務時間として建築カレッジで学びます。
学費は工務店・建設会社、又は本人が出します。
工務店・建設会社としては、自社で見習いを育てることに比べ、小さな出費で後継者の育成ができるメリットがあり、
本人にとっては、職場で認められているために確実に通学ができ、場合によっては学費も職場に負担してもらえるので、メリットが大きいです。
東京建築カレッジでは特に木造教育に力を入れています。手道具を用いた木の手加工を積極的に指導しており、伝統的な木組みもできる大工の育成をしています。
学生達は、卒業までにいくつもの実物大で修練を重ねています。
東京にも伝統技術の担い手はまだまだいるのです!
東京建築カレッジ https://doken-college.ac.jp/
動画を見ると実際の手技がよくわかるので、よかったら、見てみてください。
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