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設計事例

海辺にたつ木組みの家

海辺に建つ平屋のすまい。

建て主は、住み慣れた土地で第二の人生をはじめるご夫婦です。

玄関上の大きな庇に誘われて中に入ると、ダイナミックに木を組んだ小屋組みが

迎えてくれます。

柱、梁、束、屋根の棟木も野地板も。すべて無垢の木材。

それらを生かしているのは、長ほぞ込み栓、渡りアゴといった伝統的な工法です。

ほがらかなご夫妻によく似合う、おおらかな空間となりました。

これから100年。どんな人が訪れ、どんな使い方をしても、やさしく大きく包み込んでくれることと思います。

ビオフォルム環境デザイン室にて、実施図面を担当)

©ビオフォルム環境デザイン室   

事例 松庵
松庵の家

建て主からのはじめの要望は「倉庫のような家」「窓がいっぱいほしい」。

細長い敷地形状を逆手にとった細長い空間では、家族それぞれが気配を感じながらも適度な距離をもって過ごすことができます。

蔵書の多いことから生まれた「本棚壁」は、本棚にとどまらず、階段も勉強机も洗面台も照明も、いろんなものがそこから飛び出たりくっついたり。おおらかな建て主と一緒につくりあげた、遊び心あふれる住まいです。

アトリエハル時代の担当物件)

​桜にぬける家

ご自身も建築を勉強した経験を持つ建て主。つくってみたい空間がたくさんありました。

いくつもの案を検討していく中で残った2案。決め手は北側隣地にたつ桜の木を活かすことでした。そもそもその桜が気に入って手に入れた土地。

この土地だからこその住まいとなりました。

マドリヤアーキテクツ時代の担当物件)

©マドリヤアーキテクツ  

刷新するSOHO

分譲マンションの一室をSOHOとして改修。

空間としての新鮮さを作りつつも、雑多なものが置かれることを想定し、視覚的にも機能的にもシンプルに単純化を心掛けました。

開けても閉めても、きれいに納まるよう、建具の細部(ディテール)に配慮。

また、オフィス部の床中央から壁までは一続きの電気ターミナル。ケーブル類がまとめて床下に。

カラー計画は、窓外に見える隣接建物と調和するグリーン系。廊下と洗面まわりは黒板塗料とし、仲間の間のコミュニケーション手段として使用可能。天井は低さを活かして、落ち着いたカラーとしています。

(大崎元氏(建築工房 匠屋)と共同設計) 

​賃貸でも心地よく

こちらは賃貸のお部屋。簡素な低層の鉄筋コンクリートのマンション。

決して広くないLDK。食卓をカウンターテーブルの形にし、思い切って掃出し窓に寄せることで、部屋の中心にスペースを確保。

これには、冬足元に太陽がぽかぽかあたる、という副産物もついてきました。

ふだんはカウンターの一部を取り外しており、庭への出入り口としています。

賃貸のため建物への固定はナシ。実は重力と摩擦力だけでもっているのですが、東日本大震災の震度5強でも全く動じませんでした。

今では赤松集成材のカウンターテーブルの天板に、10年分の日々の営みがしっかりと刻みこまれています。

(設計 自主施工) 

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