機会を得て、見学をさせていただきました。アントニン・レーモンドという建築家が
1955年に設計した鉄筋コンクリート造の教会です。写真で見るより、実際はとてもよかったです。
建築や空間において大切なもの。
1つは、スケール感、寸法のとり方。
2つ目は、光。
この2つの要素で、その空間の性格や居心地のよさが大きく左右されます。
私が訪れた時にはちょうど太陽が出て、教会内に幻想的な光が差し込みました。
事前に見た写真では大きすぎるようにも見えた空間は、実際には、
すっと自分の身体になじむようで、いつまで座っていても疲れないような居心地の良さを感じました。
光を取り込んだメインの空間に比して、後部2階席の下の天井高が手の届きそうなほどぐっと低く抑えられていることで、より身体に沿うようなスケール感となっているように思いました。
機会があれば是非この空間に身を置いてみてください。
聖アンセルモ カトリック目黒教会
東京都品川区上大崎4-6-22(JR目黒駅から徒歩3分)
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