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映画「荒野に希望の灯をともす」

更新日:1月24日


医師中村哲氏のドキュメンタリーです。先日やっと観る機会を得ました。

中村哲氏は、アフガニスタンパキスタンで長年医療に従事した後、「百の診療所より1本の用水路を」ととうとう長大な用水路を掘るという大事業も成し遂げました。そしてその後何者かの凶弾に倒れました。


苦悩と困難が描かれている、

見なければならない、でも見ていてつらい映画、

だろうと想像していました。


もちろんその道は私には想像できない程の困難があったと思います。彼は自分の活動を「あまりもの不公平、不条理に対する復讐だ」と。「復讐」をマイナスなものでなく「献身」に変えるという姿勢に感銘すると同時に、「復讐」という強い言葉を使わなければ乗り越えられない程けわしい道だったのではないかと私は想像しました。


ところが、この映画は私達に希望も見せてくれました。


月面のようだとため息をついた荒野に用水路が通されると、

そこが奇跡のように緑の木々であふれたのです。


大地のもつ力に感動しました。



そしてもう1つ。用水路工事が技術的困難にぶつかり立ち行かなくなった時、彼は日本に戻り、故郷に残る江戸の技術を学び、それを取り入れることで事業を成し遂げたのです。

そして江戸時代の人もまた、一朝一夕でこの技術を確立したわけではなく、さらに遡って先人の教えをもとに試行錯誤を積み重ねたからこそ生み出した技術だったことと思います。

ひなたデザインも今後、こういった伝統技術の力をどんどん借りて行きたいと考えているので、そこも共感し勇気づけられました。



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