大工の袋田さんと左官の池田さんが一緒に仕事をしていらっしゃるということで、
「現場を見せてください」と言いつつ、一応作業着で、行きました。
そしてやはり応援部隊として、土壁の下地となる小舞(こまい)掻き(かき)をさせていただくことに。職人さんを前に、私のできることは少ないですが、小舞掻きはこれまで何度もしているので、今回もしっかりがっちり組んできました!
設計の人間は通常、現場で作業をすることはないのですが、私の場合、機会を見つけてはやらせていただいています。
頭の中の知識を実際にやってみる。
実際に体験すると実に多くのことを学びます。
作業はまず、素材や道具の重さ、手触り、温度を感じるところから始まります。
それから作業を繰り返すうちに、
それまで頭で理解していたことを、そういうことだったのかと新たに理解したり、
その裏にある原理を理解したり。
感じ学ぶことは毎回、予想を上回ります。
この技術がどうして生まれたか、
なぜ伝えられてきたのか、
これからの暮らしに活かすべきか、
などを考える際の大きなヒントになるので、今後もこうした活動は続けていきたいと思っています。
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