コウゾは今が食べ頃!?
- hinatadesign
- 6月27日
- 読了時間: 2分


「こもれびの森」の中でふときれいな実をみつけました。何の木なのかわからない。けれどこれはきっと食べられるもの。クワの実にとても似ているからです。
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クワの木は、その葉が蚕(カイコ)の餌となる木として有名です。
一度だけ蚕を飼ったことがあるのですが、カイコがどんどん葉を食べても、近所でみつけた桑の木がどんどん枝葉を伸ばすので、気兼ねなく採取することができました。
クワは、実も食べられます。
有名な童謡「赤とんぼ」の中で「山の畑の桑の実を小籠に摘んだは幻か」と唄われているものですね。木によって個体差が大きいですが、近所の境川沿いでとても美味しい実を食べたことがあります。
ちなみに英語ではマルベリーといい、ヨーロッパでも食用として利用されていたそうです。
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これは食べられると確信した私は思い切って、食べてみました。
予想通りの味。美味しい。
すると森で一緒に活動している方が通りかかって声を掛けてくれたので、聞いてみると、
言わく「コウゾの仲間じゃないかな」と。
「。。。コウゾ??」
コウゾと言えば和紙の原料。。
「コウゾって。。食べられるんですか。。?」
言わく「クワの仲間」
コウゾって、クワの仲間だったのですね。
そこで、ピンときました。
クワと言えば、成長が早い。和紙として多く使われている理由の1つはこれでした。
もちろん繊維が長く強いという特徴があってのことです。
長く続いてきた技術には、1つのことに2つも3つも理由があるものです。
これも自然の特徴をよく掴んでいる例ですね。
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仕事場にもどり、和紙の見本帳を見ていたら、
コウゾがクワ科であることもコウゾの実の写真も
ちゃんと載っていました。^^
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