日本では古くから、建材として使われてきた土ですが、染物にも使うことができるそうです。古代からの染色法で、紫外線にも強く退色しづらく防腐防虫効果もあるとのこと。正確には、染まるのではなく、吸着するとのことでした。
今回はなんと『縄文の土』。現地で材料のいれてある容器をのぞくと、きれいにすり潰した土に紛れて、何やらカケラがごろごろ。「こ、このカケラはなんですか?!」「あーこれは縄文土器です」「!!」
さすがに縄文土器をすり潰して染の原料を作ったわけではないようでしたが(よかったー)、縄文土器が落ちているすぐ近くの土を採取してきたとのことなので、縄文土器が粉々になったものや縄文土器をつくったのと同じ土が入っている可能性は大ではないかと。
興奮冷めやらぬまま作業開始。
粘土質の土を細かくすりつぶしてすりつぶして、もみ込んでもみ込んで、土と水だけで、染めた色。いかがでしょうか。土の色々な可能性をまた1つ体験させていただきました。
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