空間と空間が接する部分のことを私がこう呼んでいます。
上の2枚のスケッチを見比べてください。
同じ大きさの部屋なのですが、手前の部屋と、奥の部屋の関係 が明らかに異なります。
部屋をもう1つほしいとき、では増やしましょう、壁をつくり扉を1枚つけましょう。これだけが方法ではありません。
ある空間とある空間の関係を考えたとき、
きっちり区切りたい、少しだけあけたい、いや一体として使いたい、光は通したい、扉はつけないが別々の作業をしたい、開けたい時だけあけたい、等々、
本当はとても繊細な色々な関係があるはずです。
開けるか閉ざすかだけで解決せず、
その可能性をきちんと追求し、丁寧に境界線をつくることで、そこでの生活が何倍も豊かになります。
逆にここをおろそかにするのはもったいないと思っています。
Comments